斬桐舞 -Kirikirimai-　～ユニバーサルソーランで社会にスマイルを～

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2015年3月11日。

東日本大震災が起きてからもう4年間。時間が流れるのは本当に早いな、とここ最近つくづく思っている。そう。今年度も直に終わる。そして、今日はこれまでのメンバーとの最後の正規練になるかもしれない、なんということをぼーっと考えながら今週の水曜日を迎えた。

今回は久しぶりに技術大学で集まるようだ。浜よさとゆいまつりの最後の準備練習となるので、みんなにぜひとも精一杯頑張ってほしい。

体育館を利用していた技大生がいつもより少し遅くなっていたため、通路で待っていた人もいる。他の舞員も次々へと現れる。軽い世間話を交わす一同。この心温まるような雰囲気の中にいつまでもいつづけたい。しかし、時間も時間。珍しく円になって挨拶をする余裕もなく、準備運動に直接入る。なんだかんだでみんな緊張しているね。

アップとして「うなぎ」をやる。全員がマイスペースを確保し、踊り始める。この曲は1月まで全くやっていなかったが、結構楽しい。隣で踊っているトミーの元気な声がいつものように聞こえる。「トミー、これからもっともっと頑張って、あなたのように、踊りを楽しみつつ、声を思い切り出すから！」、なんという頭の中で思った、恥ずかしくて一度も口にできなかった約束。

アップがいつの間にか終わり、次は祭り練に入る。踊り子が浜よさ組とゆいまつり組の二つのグループに分かれ、満面に笑みを浮かべる。テキサスが旗を構え、力強く振り始める。あいことみんみんが立派な口上パフォーマンスで万人を発憤させている。そして、我々サポーターはその姿を見守って、時々動画を撮ったり、何らかのアドバイスをする。

今度は上から動画を撮る。あのとても大きな踊りをしている人はいったい誰だろう？あ、やはり文旦だ。どこにいても本当にすぐ気付くような存在感を持っているね。「文旦、これからもっともっと頑張って、あなたのように、できるだけ大きな踊りでお客さんを驚かせて、感動させるから！」とまた内心で誓う。

ゆいまつり組のパフォーマンスを見たり、アドバイスをしたりする、いつもと変わらない笑顔100％のあーみん。あなたこそ、我々斬桐舞専用のアイドル。「あーみん、これからもっともっと頑張って、あなたのように、いつか笑顔で踊りを見てくれる人を引き寄せられるようになるから！」とこれでもう3回目。

そして、常に面白い話をしてくれる山(さん)。あなたなら、どこにいてもきっと大丈夫だろう。何と言っても、私達のムードメーカーなんだから。「山(さん)、これからもっともっと頑張って、あなたのように、真剣でありながら面白い人になりたい！」と心の中での最後の約束をする。

正規練は横から見るだけでも楽しい。え？もう9時になってしまったの！？別れの挨拶をし、体育館の出る時間を礼儀正しく守る斬桐舞のメンバー。

浜よさとゆいまつり、本当にもうすぐだね。底力を出して、このメンバーとの最後の演舞を思い切り楽しもう！


たけし